いもの栽培の基本は、ジャガイモ・サツマイモ・サトイモの3品が重点品目です。サツマイモは猪の獣害に遭いやすい、サトイモは夏場に水が必要なことから、作りやすいジャガイモの栽培をおすすめします。ジャガイモは、春植えと秋植えがあります。秋植えは美味しくなかったが、新しい品種改良により秋植えも盛んになりました。栽培方法には、一般的な栽培のほかに、細かく植える密植栽培、植えたあとにマルチをし、土寄せ等はしない横着栽培等があります。
今年もジャガイモの栽培準備をしました。
2022年3月12日
体調をこわして畑に、冬に行けなかったので今日から今年の準備です。連作障害を防ぐため、昨年と違う所に荒起こしをして準備します
春植えのジャガイモは半分に
春植えのジャガイモは、大きいのは半分に切ります。両方に芽があるように。切り口に草木灰をぬるか、表面が乾くまで待って植えます。
土づくりは事前に
・栽培する場所を、20cm~30cmの深さまで掘って耕します。
・牛糞堆肥を0.5ℓ/1㎡、ジャガイモはブツブツのできる草加病なるので、石灰資材は使いません。
・肥料はゆっくり効く有機100%のぼかし肥料を二握り程度まきます。
・畝を立てた後にマルチを張ります。
一般的な栽培の畝
一般的な栽培では、畝幅60cm~70cm、株間30cm、畝高5㎝の畝を立てます。
畝を作って密植で種芋を植えます。
2022年3月20日
密植栽培では、畝幅50cm株間30cmの畝を立てます。芋の間隔は約30㎝以上、植え幅は25cm以上。春植えのジャガイモは、男爵、メークイン、キタアカリなどがあります。販売ではキタアカリが良いのでは
植付後にマルチする 横着栽培
2022年4月9日
草ひき、土寄せなどが省略でき、植付後にマルチをして、芽がマルチを押し上げた時に穴を開ける横着栽培をやってみました。マルチで保温ができるので、あとは何もしない栽培です。
光があたらないので、芽は黄色くなっていますが、マルチに穴を開けて光をあてると元気になります。
草取り、芽かき、土寄せ、追肥 通常栽培
2022年4月16日
三角ホーなどの鍬で、草取り、土寄せ、追肥を一握り程度まきます。
ジャガイモを大きくするには、左手で芽を押さえ、右手で芽を抜く、芽かきをして芋の数を少なくします。
あとは、収穫までもう一回土寄せをして終わり。
横着栽培
2022年4月16日
マルチと不織布の横着栽培も順調です。何もしないでも簡単に育ちます。横着栽培も芽かきはしてください。
横着栽培の収穫
2022年5月28日
横着栽培は植付後、マルチの穴を開けるだけでOK
秋植えジャガイモ
2021年8月28日
秋植えジャガイモも栽培方法は同じですが、切らないで、丸ごと植えると失敗が少ないです。品種はニシユタカやデジマがあります。
ジャガイモは簡単ですけど、種芋が高いので収益性は低いです。