堆肥を入れるとフカフカの土になります。 堆肥に含まれる繊維分により土の中に隙間ができ、フカフカになります。 さらに土の中の有機物と微生物が増殖して、「団粒構造」の土になります。

有機質肥料は、安全と言われますが、原材料と効き方が違います。 有機質肥料は、動物や植物の有機物を原料にした肥料で、微生物により分解して『じわじわ』効果がでます。一方、化学肥料は、無機物を原料に化学的に合成した肥料で、すぐに効果でます。

肥料は、原材料で有機質肥料・無機質（化学）肥料・堆肥・石灰質肥料・微量要素などに分類されます。また、有機質と無機質を配合したハイブリット肥料の有機化成肥料や堆肥を配合した肥料もあります。

畝とは、苗を植えたり、種を蒔いたりするために、土を盛った状態を畝と言い、畝を作ることを畝立をする言います。畝立をすると通気性と水はけのよい状態になり、大雨の時も冠水することが少なくなります。追肥や収穫の時の通路も確保できますね。畝にマルチをすれば完璧です。

マルチとは、畝をビニール等の資材でカバーすることです。マルチには、➀雑草を抑制する。②地温を調整する。③土の跳ね上げによる病気を抑制する。④害虫を寄せつけない。⑤太陽熱消毒等の効果があります。天候により、必要なマルチをご使用ください。

間引きとは、播種後に生育した株を抜き取り間隔をあける作業です。間引きにより、生育が揃わない株、生育不良の株を抜き取ります。間引きをすることで、元気な野菜を栽培することができます。

　連作障害とは、同じところに同じ野菜や同じ科の野菜を続けて栽培すると発生する障害です。その原因には、その野菜を好む病原菌やウイルスなどが土に増殖する➀病害虫の増殖、同じものを毎日食べると栄養バランスが崩れまる②土壌養分のアンバランス、他の食物の生育を抑制する物質を出す③アレロパシー物質の蓄積などが考えられます。

『農薬をまったく使わずに、品質のよい農作物を十分な量収穫して、ほどよい値段で安定的に皆さんのもとへ届けるには、大変な努力が必要で、…』農林水産省ホームページより、 　人間も病気になったときに薬や栄養剤を使うのと同じで殺菌剤は必要な気がします。また、除草剤を使わないと大きな面積の管理は大変ですね。殺虫剤は子供のころにいい思い出がありません。